会社を辞められる従業員は、退職後、次の就職先が決まっていなければ、収入もなくなりいろいろ不安があります。会社でも退職される従業員から、「退職後、失業手当や健康保険、年金や税金などはどうすればよいか?」という相談を受けることも多々ありますし、相談を受けなくても、会社として進めておかなければならない手続き等があります。
従業員の退職に伴う会社の事務手続きとして、
① 退職時の証明
② 雇用保険関係の書類の作成と役所への提出
雇用保険被保険者資格喪失届、雇用保険被保険者離職証明書
③ 健康保険・年金関係の書類の作成と役所への提出
健康保険・厚生年金保険被保険者資格喪失届
などがあります。
勿論、ここにあげたものがすべてではなく、退職辞令の交付や社員証の返還など、種々の事務があります。
ただ、会社を辞められる従業員から、「退職後、失業手当や健康保険、年金などはどうすればよいか?」という相談を受けた場合、「退職した従業員は、会社にはもう直接関係ないし、手続きもよくわからないから」と言わずに、できる限り丁寧に対応してください。丁寧に対応していただくことで、退職する従業員との間に妙なしこりも残さず、円満な退職につながり、会社の風評被害の心配もないからです。
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