介護保険を活用しましょう!

40歳になると医療保険(健康保険や国民健康保険)の保険料に加え、介護保険料を納めなければならいことになっています。

 

40歳以上65歳未満は介護保険の2号被保険者、65歳以上は1号被保険者になります。

サラリーマンであれば、保険料が天引きされるので、介護保険料を納めているという実感が薄いと思いますが、せっかく保険料を納めているのですから、介護保険を有効に活用したいものです。

 

例えば、御社の従業員の親などが高齢で体調がおもわしくない場合、親の心配や介護で従業員から相談を受けることが考えられますが、その際、適切なアドバイスをすることができれば、従業員も安心して仕事に打ち込むことができますよね。

 

親の体調がおもわしくない場合は、当然、病院で診察してもらっていると思いますが、

その後は、市町村役場の福祉部門(例えば、長寿介護課など)に相談するようアドバイスして下さい。

 

高齢者で体調がおもわしくない場合、介護保険の色々なサービスを受けることができるのですが、そのためにはまず、要介護の認定を受けることが必要です。例えばデイケアセンターに親を行かせたいと思っても、市町村から介護の認定を受けていないと行くことができません。

 

そのためにも、まず市町村の担当部署に相談して下さい。市町村の担当者がご自宅まで訪問して本人やご家族から調査項目に基づき聞き取り調査をしてくれます。その後、要介護認定の申請をすることになるのですが、これも市町村の担当者がほとんど記入してくれるので手続き的には、心配は無用です。

 

市町村の担当者が受診している医師に病状を直接問い合わせ、その後介護認定審査会で要介護にランクが決定されます。

 

認定後は、ケアマネージョーがご自宅を訪問し、ケアプランを作成してくれます。介護認定及びケアプランは無料です。ケアマネージャーとどこのデイケアへ行くか相談して、何か所か下見をして決定するといいでしょう。

 

介護保険に加入しているので、デイケアの料金も1割負担になります。