就業規則というと、すでにその言葉から、難しく、固いことばかりが書いてあるというイメージを一般の方はお持ちだと思います。
法律上、就業規則には、従業員の賃金や休日、始業時間など最低書かなければならないことが決まっており、確かにこれだけだと面白みのないものになります。
就業規則に面白みなど必要ないと言われればそれまでですが、お金や労力をかけてせっかく作った就業規則をいざという時以外誰も見ないというのも、寂しい話です。
社会保険労務士の多くは、「会社や社長を守る就業規則」、「会社を成長させる就業規則」といううたい文句で、就業規則の作成をお手伝いしますと言っています。
確かに労務リスク回避の観点からは、就業規則に会社のルールをきちっと決めておくことは、最低限必要なことですが、プラスαで就業規則に何を書くかは会社の自由です。
例えば、「5回遅刻すると1日中はずかしい衣装を着て(全身タイツのようです。)業務をこなすべし。ただし、誰もその姿を見て笑ってはいけない。」という会社や「失恋休暇制度」、「バーゲン半休制度」などユニークな休暇制度を就業規則に設けている会社もあります。
ちょっとワクワクしてきませんか。
人員に余裕がなくて、そんなに休暇制度ばかり設けていくことはできないというご意見もあろうかと思いますが、会社の負担にならない範囲で、従業員がワクワク、ドキドキできる会社のオリジナリティーを何か盛り込んでいけると、従業員の働く意欲がアップするかもしれません。
就業規則を会社のイメージアップや、職員採用の際に優秀な人材の確保に使うことができれば、一挙両得です。
どうすれば「従業員がワクワク、ドキドキしてパワーが出る就業規則」というものができるか、これからも情報収集し、勉強していきたいと思います。
コメントをお書きください