飲食店の労務管理について その1

ご縁があって、ある飲食店さんの就業規則を作っていますが、飲食店経営が成功するかどうかの鍵をにぎっているのは何でしょうか?

 

立地や資金力、料理、接客サービス、ブランドなど色々あると思いますが、やはり「人」が一番重要ではないでしょうか。

 

自分のお店にあった人材を採用し、意欲をもって仕事をしてもらい、売上や利益に貢献できる人材を育てることが重要だということは、どのお店の経営者も認識していることだと思います。

 

そうは言っても、店舗の営業時間が長く、年中無休も多い飲食業で未払い残業を発生させず、きちっとした労務管理をしていくのは、なかなか難しいことです

 

法律を守って残業代を払っていたら飲食業の経営は成り立たないと言う話も聞きますが、決してそんなことはありません。

 

今回、就業規則の作成を通じて、飲食店の経営や労務管理について、色々と考えさせられました。

 

例えば、未払い残業を発生させないため、労働時間や給与の決め方にちょっとした工夫を凝らすことで、随分改善することができますし、求人の出し方を工夫することによって、返済不要の助成金を受給することも可能です。

 

未払い残業を発生させないための労働時間や給与の具体的な決め方などについては、次回触れたいと思います。