10月分から、年金支給が1%の減に!

政府の閣議決定により、本来の水準よりも払いすぎになっている年金が、引き下げられることになります。

 

2000年度からの3年間、物価が下がり年金を減額しなければならなかったのに、高齢者の生活に配慮し、年金を減額せずに支給していたのが原因です。

 

本来支給すべき額より2.5%多く支給しているので、10月から1%、来年4月に1%、2015年4月に0.5%と段階的に減額し、本来の水準に引き下げられます

 

10月分の年金から引下げになりますが、年金は2か月後に支払われるので、実際に額が下がるのは12月に支給される分からになります。

 

今回、1%の引下げということで、国民年金を受給されている方は、月額で666円の減、厚生年金を受給されている世帯(会社員の夫と専業主婦の妻の世帯を想定)は、月額約2,360円程度の減になります

 

これまでの累積の過払いが総額で8兆円、1年間で1兆円の過払いとなるという試算が出されており、保険料を負担している者の立場からは、本来の水準に戻すのはやむを得ないと言わざるをえませんが、年金受給者にとっては、厳しい減額です。