若者チャレンジ奨励金は来年度いかに?

 アベノミクスの目玉として、今年、大人気で夏に申請の受付がしめきられた「若者チャレンジ奨励金」や「日本再生人材育成支援事業」といった大型の助成金が来年度はどうなるのか、気になるところです。

  

この助成金は、非正規労働者のキャリアアップや若年層の雇用の確保を重点テーマに、教育訓練にかかる費用を補助するもので、助成金額が大型だったこともあり、人気があったようです。

  

どちらの助成金も当初から平成25年度限りの時限措置となっていたので、普通に考えれば今年限りということになりますが、夏場に予算枠がいっぱいになるほどの需要があったので、もしかしたら来年度継続するかもと思い、厚生労働省の平成26年度概算要求を調べてみましたが・・

  

どこを見ても、若者チャレンジや日本再生人材という言葉が出てきません。

 

財務省に要望しなければ、要望していない予算がつくはずもないので、今年の助成金がこのままの形で来年もということは、今のところなさそうです。

  

ちなみに、国の来年度の予算は、各省が財務省の作った予算要求基準に基づき、8月末までに財務省に「概算要求」という要望を出し、通常年末に財務省と予算を要求する省庁と予算交渉が決着して、来年の国会で審議され、すんなりいけば来年4月から実施というのが、おおよその流れです。

  

どのような助成金が来年度の予算として要望されているかについては、次回触れたいと思います。