職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた取り組みを推進するため、厚生労働省が「公益財団法人21世紀職業財団」に委託していた「職場のパワーハラスメント対策ハンドブック」が先月27日に出来上がりました。
各都道府県労働局に寄せられる企業と労働者の紛争に関する相談も「いじめ・嫌がらせ」が平成14年度は6,600件だったのが、平成24年度は51,670件(全体の17%)と解雇を抜いて相談件数のトップになっています。
ハンドブックでは、製造業や病院、社会福祉施設、ホテルなど様々な業種での17の具体的な対策事例も紹介されており、就業規則の規定例も掲載されています。
パンフレットは↓を開いていただけると、ダウンロードできます。
http://www.no-pawahara.mhlw.go.jp/download
また、全国で「パワーハラスメント対策取組支援セミナー」が開催される予定で、石川県でも10月8日(火)14:00~16:00まで、女性センターで開催されます。
職場のパワーハラスメントは、職場風土の悪化、従業員の士気低下による生産性の低下や、問題解決までの時間・労力・コストの負担など企業にとって大きなマイナス影響を及ぼします。
パンフレットの活用やセミナーの参加などを通じて、パワハラに対する取り組みが一歩でも前進してくれることを願っています。
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