雇用関係の助成金に限らず、助成金・補助金を申請する際の注意点として、
・申請期限のあるものは、決められた期限を絶対に守ること
・助成金には必ず予算枠というものがあるので、申請期限がなく
ても助成金の応募が多数で予算枠がいっぱいになると、
突然、募集が打ち切られてしまうことがあること
・助成金の種類によっては、来年度になるとなくなってしまう
ものもあること
・助成金の交付が決定されるまで事業を開始しないこと
の4点をあげましたが、このほか幾つか注意していただきたいことがあります。
まず、申請書を作成する前に、補助金の事業主体の方が、応募したら書類を受理される最低条件を満たしているかを確認してください。
条件は補助金の種類によって異なりますが、応募者の年齢(35歳未満でないとダメなど)や業種(業種が指定されている補助金があります)、企業規模(中小企業でないとダメなど)について条件が付されていることがありますので、書類を作成する前に確認してください。
せっかく苦労して申請書を書いても、応募者の条件を満たしていなかったばっかりに書類が受理されずくたびれ損だったとうことないようにしたいですね。
また、補助金の種類によっては、審査会が開かれたり、面接審査(プレゼンテーションなど)が行われる場合がありますので、プレゼンテーションがある場合はその準備も必要になります。
このほかで、注意していただきたいのは、補助金の入金は、後払いということです。
めでたく申請した事業が採択されても、その時にお金が入ってくるものは、ほとんどありません。
実際にお金が入ってくるのは、事業が終了して実績報告書というものを提出した数か月後になります。
補助金の入金がないと事業の資金繰りができないということのないよう、事業実施期間は補助金の入金をあてこまないようにしてください。
次回は、補助金の申請から入金までの流れについてふれたいと思います。
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