ものづくり補助金公募説明会の開催と申請のポイント

「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金」の公募が先週末(2月5日)から始まりましたが、公募説明会が2月23日(火)に開催されます。

 

IOTや最新モデルの設備投資には、最大3,000万円を助成するという大盤振る舞いの補助金ですが、

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今回の特徴は、
・事業期間が12月31日までで、実質6か月という短期間
・公募が1次募集のみの1発勝負
・IOT等を用いた設備投資や最新モデルを用いた設備投資 

 に最大3,000万円の補助という超大型

(従来の1,000万円補助のメニューもあります)
というところです。

 

新しく機械装置を購入して革新的な試作品を作ったり、機械装置を購入して生産プロセスを改善するという場合に、機械装置の購入代金の3分の2が補助されるわけですが、
6か月という短期間で機械を発注し、納品、代金の支払い、試作品の製作又は生産プロセスの改善というところまで行う必要があります。

 

機械は、最悪12月31日までに納品されていなければならず、機械の納品までのタイムラグなどを考えると、試作品開発をお考えの方にとっては、かなり厳しいタイムスケジュールとなります。

 

申請書にあまり欲張った目標を掲げると12月31日までに事業が終わらず、補助金が結局もらえなくなってしまうという事態にもなりかねません。

 

機械装置の導入による生産プロセスの改善や生産性の向上という観点で事業を組立て、申請書を記載するのが得策ではないかという気がします。

 

また、最新モデルを用いた設備投資にも最大3,000万円(補助率3分の2)の補助がされるので、導入をお考えの機械について、それがいつから発売を開始されたもので、 最新モデルなのかどうか、メーカーに確認しておく必要があると思います。